ひるめしドコイコ

2019.08月号(vol.15)

〜地元愛溢れる店主が作る、
濃厚そうなのにスッキリとした味わいのラーメン〜

　




　旧永源寺地区で4月にオープンしたラーメン専門店「麺庭寺田屋」さんは、鶏ガラ清湯スープをベースにした「たまり」「レッド」「せあぶら」の3種類のラーメンで勝負するお店です。
その中でも今回はラーメン「せあぶら」（800円／税込）を紹介します。「せあぶら」はパッと見た瞬間、スープの色が濃厚な醤油色だったので濃いめの味のスープかなと思いましたが、見た目とは裏腹に、ベースになっている清湯スープならではの透き通った醤油味で、ついつい飲み干したくなってしまうスープでした。また、麺は地元東近江で仕入れた、太さや低加水麺にこだわったもので、太く少し平たい麺がスープとマッチしています。多くのラーメン店では1人前の麺は約120gですが、寺田屋さんでは約140gとボリュームもあります。
永源寺出身の店主の寺田智之さんは「これまで滋賀でラーメンと言えば、彦根や草津と言われる事が多かった。よそで店をする事も考えたけど、自分の自信あるラーメンをあえて地元で勝負して、ここに食べにきてもらうんです」と、他の地域に負けじと地元愛を熱く語ってくれました。